ワインは高い程美味しい?!

女将ソムリエールのちょこっと

ワインの豆知識】

今回のテーマはお客様からもよく質問される

高い程美味しいワイン?

目次

①高いワイン程美味しいの?

②なぜあんなに高いの?

③美味しいワインに当たる確率が高い相場の金額

④お正月番組GACKTさんはなぜ高級ワインがわかる?

①高い程美味しいワインなの?

結論価格と美味しさは完全比例はしないです。

実際に私が購入した1本5500円程の決して安くないワインの場合

デキャンタージュ

(ワインを別の容器に移し替えて空気に触れさせることでワイン本来の香りや味わいを目覚めさせる)

してもなかなか本来の味美味しい!

にはならず…結局最後までうーん

なんだか悪くはないけどよくもないという何とも言えない状態のワインもありました。

もしかしたら、次の日その次の日の方が、美味しくなるのかもしれませんが

ソムリエとしてはやはりその日、その時お客様に出すワインなので

こういうワインだと割り切らなければならない面もありますが

やはりがっかりします。

よって高いワインが必ずしも美味しいワインとは言えません。

②なぜ高いの?

1本何十万何百万もする高級ワインありますよね。

200万のロマネコンティ高っ!

なぜそんな金額にまでになるのかというと

需要と供給のバランスがあるから

そして大きな理由は3つ

①ブランドイメージ

②手間暇がかなりかかっている

③生産本数が少ない

ヴィトンやシャネルなどの高級ブランドのように

ワインの値段が高額なものは、ワイン界での地位が世界中で認知確立されており

このブランドというだけで、高値で売れます。

でもその分やはり、手間暇かけて丁寧にきちんと手を加えて造られてます。

例えば美味しいブドウを造るために意図的に実の数を減らして

養分がうまくいきわたるように、ブドウの木1本1本に手を加えますし機械を使わず人の手で収穫します。

ピンセットでブドウを収穫するものもあるぐらいです。

手間暇かけて造られているので製造コストはおのずと上がり、

その上更に生産本数が少ないとなると希少性でその価値は更にあがっていくのです。

③美味しいワインに当たる相場の金額

ワインの金額は何百円から何百万と本当にぴんきり。

1000円台でも美味しいワインありますし

先程の例のように5000円以上でも自分の好みではなく、いまいち

と感じてしまうワインもあります。

ただ美味しさの基準は人それぞれ違います。

先程の5000円のワインでも、私はあまり好まなかった味でしたが

他の人は好きな味ということはよくあります。

好みは10人10色です。

それを踏まえたうえで、だいたいのワインが美味しいと感じる

あまりはずれのない一般的な相場の金額は3500円以上

3000円以下のワインは勿論美味しい物もあるのですが

味にブレがある比率が高い!

よって私見ですが安心して飲める基準は3500円以上です。

④正月の格付け番組のGACKTさん

お正月に毎年芸能人格付けチェックの番組でGACKTさんが

高級ワインかそうでないワインかを比較して必ず

高級ワインを当てますよね

GACKTさん、あの番組の為に相当な勉強と訓練をしてて

そのストレスもあって10円はげができる、1か月前からはずっと胃が痛くなるとおっしゃってました笑。

以前50万円のワインと5000円のワインの比較で

多くの方が5000円の方を50万のワインと間違えてました。

5000円でも50万と感じさせるぐらいの美味しいワイン

えっ何何!!そのワイン名は一体何何!??

もう5000円のワインの方が私気になって気になって笑。

GACKTさんはなぜ高級ワインを当てれるのか?

自分の飲んだ経験の引き出しから何のワインかを当ててますので

相当数の高級ワインを飲んでらっしゃいます。

GACKTさんはそもそもワイン大好きな方ですが、

高級ワインを飲んでいるという金持ち自慢ではなく、

勉強すればなんでもできるってことを見せたいから

ワインの勉強をしている

勝つために必要な行動を取り続けているだけ

とおっしゃってました。

カカカカッコイイ!!

自分が飲んだ数多くの経験の引き出しの中から特徴を照らし合わせてて、そして見事に当てる

もうソムリエ顔負け、かなり飲みこんで勉強されてます。

加えて何がすごいかって、またGACKTさんのコメントのまぁ素晴らしいこと。

ソムリエ以上です。

よってGACKTさんのようにはとは言わないですが、やはり沢山色んな

ワインを経験として飲むことが、ワインがわかるようになる1番の道です。

まずはこのワインが、好きなタイプ嫌いなタイプから入って

その香りや特徴を自分の中にメモとして残して、

自分メモのストック、引き出しを増やしていきましょう。

そうすることで自分の好みのワインもわかりますし、ワインの特徴も

明確になってきます。

さぁさぁ!世界中にまだ出会ってない美味しいワイン沢山ありますので

自分好みのワイン探し、それが見つけやすくなるように

ワインが更に美味しく楽しく飲めるようにワイン少しづつ

これからも一緒に学んでいきませんか?!

「GOOD WINE GOOD LIFE!」