世界のワイン生産地②注目はここ!編

ワイン初心者の方にワインの基礎やポイントをお伝えする

女将ソムリエールワインの豆知識】

特に男性の方にワインの知識を知っていただきたい!

ワインの知識は、コミュニケーションツールの大きな武器となります。

そんな武器を持つ、なおかつ男女問わずに気遣いができる

プチジェントルマンは本当に最強です

今回のテーマは

「世界のワイン生産国、ここが注目!」続編

前回はヨーロッパ編でしたので、今回はヨーロッパ以外の

ワイン生産国について

特に2・3の項目今回の豆知識ポイントです

目次

1  NEWワイン生産国(新興生産国)

2  ワイン造りの大きな違い

3 ここ注目!ワイン生産国

1・NEWワイン生産国(新興生産国)

ヨーロッパ以外のワインの歴史が比較的浅い国のことを

新興生産国=二ューワールドまたは新世界とも言います。

ワインベルトを見てみると

アメリカ・チリ・アルゼンチン・南アフリカ・ニュージーランド・

オーストラリア・日本などの国が入ってます。

これらの国はヨーロッパに比べればワインの歴史は浅いですが、

品質のよいなおかつコスパの高い美味しいワインが数多く生産されてます。

2・ワイン造りの大きな違い

ヨーロッパのワインとニューワールドのワイン造りには、

大きな違いがあります。

ニューワールドワインは

時代にあった自由なスタイルでワインを造っている

まず比較対象として知っていただきたいワイン造りの一番のポイント

ヨーロッパの老舗ワイン国でのワイン造りには、

本当に色んな多くの規制があって

特に厳しいのは、人工的に手を加えるのは基本的にはNGということ。

これは、自然に従ったワイン造りこそが美学と考えていて

例えば

人工的に水を与える灌漑禁止(水路を造って水を引く)

灌漑農業って一般的ですよね

えっ!?自然の雨以外だめなんだ・・・・

なぜなら人工的に水を与えれば土地の個性が失われるから

という美学

美学か・・・こりゃ大変だなと思う面もありますが

これが伝統国のブドウ造りのプライドでもあるのです。

でも最近は、地球温暖化や様々な天災の影響もあり

一部の地域のみ、条件付きで灌漑が認められてきました。

ヨーロッパのワイン造りとは、まさに本当の自然との戦いです。

一方そんな厳しい規制や伝統にとらわれず自由スタイルのワイン造りで

世界的にも認められている国はアメリカです。

カリフォルニアの成長は本当に著しくて、

あの歴史と伝統の超強豪ワイン国フランスを

ブラインドティスティング大会で打ち負かしたという

伝説のパリス審判

衝撃的な結果をもたらしたぐらいカリフォルニアワインの

躍進はすさまじいものです。

アメリカのブドウ栽培について

ヨーロッパのワイン造りでは灌漑禁止

でもそう、ここはアメリカ、自由の国。

しばらく雨が降らいない!?

雨が降らなければ、お金で雨を降らすさ笑。

これを聞いて、あっなるほど!

その時代に合わせたベストな方法を選んでのワイン造りだからこそ

アメリアワインが大躍進した結果だと思ってます。

経済大国という面もありますけどね。

そんな対照的なワイン国のワイン造り

これからどうなっていくのかしら!

3・世界のワイン生産国、ここ注目国!

次にここ注目国として2カ国ご紹介します。

一つ目は中国

えっ!中国!?って感じですよね

実はワイン大国で、中国の赤ワインは

骨格がしっかりとしたフランスのボルドータイプ

意外にも世界で注目浴びてるんです。

日本では輸入が多くないのであまり見かけません

見かけた際、飲む機会があればレアなので是非飲んでみてください。

特に有名なワインは、ユネスコ世界遺産のヒマラヤ山脈の麓で

造られているスーパープレミアムワインアオユン

すすすすごいところで造られてる!

この地を見つけるのに4年の歳月がかかっていて

写真を見てわかるように、ヒマラヤ山脈の麓標高2600メートルのかなり過酷な地

移動車では酸素ボンベを積んで畑に行くのです。

そこまでして!??

とても手間暇かけてワイン造りが行われている

そんなホットな中国ワイン

プチ豆知識として知っておいてください!

そして、最後にここ注目!ワインは

なんといっても我らの日本です!

我らの日本のワインと言えば正直

数年前までは水っぽい、香りもない・・・酷評だらけ・・・

和食に合わせた軽さの日本のワインは、

しっかりとして味と香りのワインに慣れてる海外の方からすると

物足りなく感じてしまうのです。

しかーし!ここ10年ぐらいで日本のワインはかなり進化して

2010年代に入るとシャトー・メルシャン、グレイスワインなど

大手メーカーのワインが国際的なコンクールで賞を受賞

このあたりから、ようやく日本ワインに注目が集まるようになってきました。

特に近年は世界的に見てもヘルシー志向、和食ブームを背景に

日本ワインにもスポットが当てられるようになり、陽の目を浴びてきたのです。

確かにここ最近の日本ワインの品質は、すごくあがってきてて、

レストランでこれフランスワインだろうなと思って

飲んでたワインが日本ワインだと知った時のあの衝撃!!

ななななんと!

日本のワインがこんなに美味しくなったとは!!と嬉しく思いました。

そんな、我らの日本ワインが更に世界にも認めてもらえるように。

今はコロナの影響でワインが飲食店ではなかなか売れなくなってきてるので

私達も自国のワインを消費兼ねて応援していきましょう!

疫病を鎮める妖怪アマビエステッカーが付いたワイン
飲食店・酒販店・ワイナリーにも貢献できるんです

また日本のワインに関しても、詳しく動画やブログで解説します。

頑張れニッポン!ワインで心も明るく元気に!

「Good Wine Good Life」

世界のワイン生産地①えっ意外!この国も!?

ワイン初心者の方にワインの基礎やポイントをお伝えする

女将ソムリエールワインの豆知識】

特に男性の方にワインの知識をもっと知っていただきたい!

ワインの知識を知ってる、なおかつ男女問わずに気遣いができる

プチジェントルマンは本当に最強です

では、今回のテーマ

「世界のワイン生産地、えっ意外!この国も!?」編

ちょっとタイトル長いですが

世界的に見てワイン生産地はかなり広いので

2回にわけて解説します

今回はヨーロッパ編です。

ワインの生産地や世界地図を把握してると

ワインの知識以外でも、教養として色々と役立ちます。

是非ワインの生産地とその地の有名

ワイン名、地図も一緒に覚えてみましょう!

目次

1 ワインベルトとは?

2 ヨーロッパの主なワイン生産国

注目!評価も高い意外な国!(豆知識ポイント

ワインベルトとは?

今や世界中で造られているワイン

ワイン産地=葡萄の産地

気候条件や地形、土壌などにより、葡萄の栽培に適している産地で

ワインは長年造られているのですが

近年、えっこの国でもワイン造りが?!それも高評価!

な国々が増えてきました。

そんな世界でも造られているワインの地域を知るのに

役立つのがワインベルト

ピンクの帯がワインベルト

世界地図上で見ると、北と南にワインベルトと呼ばれる

ブドウ生育適地ベルトが広がっていいます。

北のワインベルトには、フランス、イタリア、ドイツ、スペインなどの

ヨーロッパの産地やアメリカ、日本などが含まれます。

南のワインベルトには、チリ、アルゼンチン、オーストラリア

ニュージーランド、南アフリカなどが含まれてます。

このワインベルト、ワイン選びにも役立つので

なんとなくでもよいので覚えておきましょう

ヨーロッパのワイン生産国

ではここからは、ヨーロッパのワイン生産国の特徴と

有名なワイン名をサラッと解説

まずは

①フランス

言わずもがなのワイン大国。ワイン自体の種類も多く

どこの地域のワインも高品質

超高級ワインがそろうワイン伝統国

ドンペリ・シャトーラトゥール・ロマネコンティ・毎年秋恒例の

ボジョレヌーボーもフランスワイン

555555千万!!??目玉飛び出るわ

②イタリア

イタリアもワイン老舗国。全土20州すべてでワイン生産されているので

バラエティに富んだ多種多様のワインが多いです。

人もワインもとてもユニーク!

有名なワインは、バローロやキャンティ

暑くなるこれからの時期にオススメな発泡性ワイン

フランチャコルタ

フランチャコルタは奇跡を起こしたワインとも言われてます!素敵!

③スペイン

情熱の国スペインは、ブドウが太陽をサンサンと浴びてるので

コクのある渋み果実味もしっかり濃いめの赤ワインが多い

有名なワインでは発砲性ワインカヴァや

酒精強化ワイン(アルコールの高いワイン)シェリー酒が有名

現地でこうやってシェリー酒注がれるとすごく美味しそう!

④ドイツ

世界最北のワイン生産地で冷涼な地域、ワイン生産のほとんどが白ワイン

寒い国なので凍ったブドウから造られるアイスワインも特産

超希少なアイスワイン。氷の世界のワインって感じですよね

⑤ポルトガル

世界3大酒精強化ワイン(アルコールの高いワイン)のポートワインとマディラワインが有名

お酒好きな方は酒精強化ワイン是非試してみてください!

辛口甘口があるので食前食後にも楽しめる酒精強化ワイン

3 注目!評価も高い意外な国(豆知識ポイント)

意外な国ポイント⑥イギリス

えっイギリスもワインあるの?って感じですよね

近年イギリスのスパークリングワイン急成長してるんです

イギリスはもともと地理的にもヨーロッパの北に位置しており、とても寒い国

イギリス=曇天のイメージ

曇天や雨が多いと、葡萄が完熟しないのでなかなかいいワインが造れないのです。

そんなブドウ栽培には適してないイギリスは

ワイン大国フランスが近い為

良質なワインの輸入がとても盛んな世界屈指のワイン大消費国

そんなブドウ栽培が難しい、大消費国のイギリスが有名生産国に?!

なぜなぜ?!

理由は3つ

①地球温暖化の影響で気温が上がりブドウ栽培ができるようになった

②イギリスの南東の地域の土壌がスパークリングワインを造るのに最適土壌であった

③フランスのプロのシャンパン造り手がイギリスに参入してきた

なるほど!スパークリングワインを造る条件が今揃ったのね!

どうりでイギリスのスパークリングワインが

国際的なワインのコンペティションで、スパークリングワインの王様

シャンパーニュを打ち負かす奇跡が起きたわけだ

世界スパークリングワイン部門優勝
ナイティンバー

地球温暖化の影響でイギリスでも美味しいワインが

できるようになったわけですが、

現実問題、先程のワインベルトも確実に北半球では北寄りに

南半球では南寄りに移動してきてます。

この影響でこれからイギリス以外にも、更に意外な国のワインが

高品質のワインを生み出したり、

逆に老舗国の質が落ちてしまうことも十分ありうるのです。

世界の温度変化をを見守りつつも、やはり!

王者シャンパンを打ち負かすぐらいのイギリススパークリングワイン

飲んでみたい!

ネットでも最近イギリスのワインは購入できるようになったのですが

やはり金額は安くない

でも、世界に名を轟かせてきているのは間違いないので

もしレストランやワインバーでイギリスのスパークリングワインに

出会ったら、是非試してみてください!

ワインも世界も日々変化していきます。

その変化とともに、これからまたどんな国の素敵なワインに

出会えるかは楽しみですね♪

       

「Good Wine Good Life」