ワインの基礎、豆知識を中心に
女性目線で素敵だなと思うジェントルマンな男性要素も
ワインに絡めて少しづづお伝えしていくプチジェントルマン講座
略して「プチジェン」
では5回目のプチジェン
今回は、ワインのボトルについて
実はワインって、ボトルを見たらある程度どんなワインか
ちょっと判別できるポイントがあるのです。
そのポイントとは?!
ワインボトルの形には、それぞれの地域ごとに特徴があります。
大きく分けて3種類
①ボルドー型
店頭でよく見る形ですよね
ワインの肩がはってるので、このボトルの形をいかり肩と呼びます。
これは、フランスにボルドーという、2大ワイン銘醸地の1つと言われている
ワインの名産地があって、そのボルドーで普及し始めたワインのボトルの形なのです。
このボルドーという地域は、濃くて渋みのあるカベルネ・ソーヴィニヨンや、
メルローと言ったブドウで造られるワインが多いです。
この地域で造られているワインって、ワインを熟成するにあたって
「オリ」(澱)と呼ばれる
簡単に言うとワインの渋みと色素の塊
このワインの渋み成分である、タンニンやポリフェノールが結晶化したオリが、
このボルドー地区のワインは発生しやすいのです。
このオリは、一緒に飲むとザラつきがあり舌触りもよくないんです。
よって、 ワインを注ぐ際、
いかり肩のボトルの肩の部分に、オリを停留させて
オリが入るのを阻止してくれる、いかり肩にはそんな役割があるのです。
ちなみにオリは、高品質なワインほど出来やすいです。
このボトルのタイプは、タンニンを感じられる重めの赤ワインが比較的多いです。
②ブルゴーニュ型
この形もよく見かけますよね
これはなで肩と呼びます。
このブルゴーニュという言葉ですが、フランスのワイン2大銘醸地と呼ばれている
もう1つの地域、 ブルゴーニュ地方でよく使われるのが、
このタイプのボトルです。
ブルゴーニュワインは、家族経営で小さくワインを造られてる方が多いので、
ワインを保管するにあたり、限られた狭いスペースで、無駄なく
たくさん収納できるようにということで、
なで肩で互い違いに交互に入れて収まるように、ボトルの形状を変化させたのです。
つまり、ブルゴーニュワインがなで肩ボトルの理由は、
「収納力を高めるため」なのです。
ちなみにこのブルゴーニュのワインは、超高級なものが多いので、
上質なワインに出やすい特徴のオリが入ったワイン結構あります。
このボトルの形は、比較的上品でエレガント系のワイン
白ワインだとシャルドネというブドウのワイン
赤ワインだとピノ・ノワールというブドウのワインが多いです。
③ライン・モーゼル型とアルザス型
背の高い細身のボトルは、ドイツにあるライン・モーゼル地方の代表的なワイン
ドイツはさっぱりしてて、しっかりとした酸が特徴の白ワイン
リースリングというブドウの名前のワインが有名
そして、ドイツワインのボトルより、更にもっと細くて背の高いもの
なんとなく違いわかりますか?
更にシュッとしてる感
ドイツの国境に近い、フランス北東部にあるアルザスという地域で造られるワイン
このドイツより更にシュッとした縦長タイプをアルザス型 と呼びます。
アルザスのワインも、リースリングというブドウから造られた白ワインが多いです。
女性は、リースリングのような、優しいお花や蜜のフローラルな香りで、
酸はしっかりしてるのですが、味わいはすっきりした、心地よい感じの白を
好む方が多いので、
このシュッとした縦長タイプの白ワインリースリングも、
女性へのチョイスオススメですよ😃
このように、ボトルの見た目で大まかなワインの産地、特徴が分かるのですが、
いかり型のボトルだから100%渋くて濃厚な赤ワインとは限りません。
このボトルの形のカベルネ・ソーヴィニョンっていうブドウ
確か、濃い目って言ってたよな~ぐらいにブドウの個性も踏まえての
おおよその判断基準の1つとして見てみてくださいね。
少しでもワインのボトルの特徴を覚えておけば、
どのような味わいのワインかある程度予測することができます。
是非みなさんも、これからワインを手に取る際、ボトルの形も見て、
あっこれは確か!と思い出していただき、
どんなワインなのか予想して、思いを馳せながら飲んでみてください。
「GOOD WINE GOOD LIFE」